農場について
八ヶ岳、南アルプス、富士山と日本でも有数の三峰が望める北杜市の小淵沢に私たちオーガニックネットワークの農場はあります。
八ヶ岳の麓、標高900~700mに私たちの圃場はあります。栽培面積は約5.3ha。
耕作する圃場は8エリアに分かれ、総数40枚以上となります。
畑はすべて有機栽培(有機JAS認証取得)にて管理しています。
四方が日本でも有数の高い山々に囲まれていることから天候が安定し、とても天候に恵まれています。
そんなに大きくない畑がいっぱい
小淵沢は中山間地域のため、高低差のある土地に圃場が広がっています。そのため、平野や盆地とは違い一枚の面積があまり広くありません。私たちの耕作している畑でいえば、1枚あたりだいたい1反(1,000㎡)くらい。そして、標高については、一番高い畑と低い畑では200mくらいの差があります。たまに、小さい畑が点在してるし標高差もあって、やりづらそうだねぇなんて言われることもありますが、私たちのように多品種栽培の農家には、これがかえって使い勝手がいいんです。標高差は出荷期間を長くするのにも役立ってくれていますから。
ママさん、じー・ばーちゃんが大活躍
私たちの農場では、約10名のアルバイトスタッフが働いてくれています。正社員はおらず、ママさん、じーちゃん、ばーちゃんたちが明るく元気に頑張ってくれています。うちの特徴はシフト制ではないこと。「好きな時間に来て働いて~」としていることで、忙しいママさんや、体力と相談しながら働きたいじーちゃん、ばーちゃんたちが働きに来てくれます。”子供が熱を出した”や”学校の用事がある””今日はちょっと体がしんどい”とか、みんな色々都合があるのは当たり前。そして、もちろん私たちや野菜にもある。だから、みんながそれぞれの都合を押し付けたり、逆に我慢するんじゃなく、それをお互いに理解した上でできる範囲で融通したり、調整したりしてうまく仕事を進めるように協力しています。
おいしい野菜を届けるために
都合という意味で言えば、わたしたちが一番大事にしているのは「野菜の都合」です。お客様の都合でもなく、私たちの都合でもなく。なぜならば、おいしい野菜を届けるためには「野菜の都合」を聞くのが一番だから。なぜなら、いくら私たちが早く出荷したいと思っても、生育が不足したものは出せないですし、逆に十が立ったおいしくないものも出せませんから。でも、これは通常お客様には伝わりません。お客様は欲しい時に欲しいですから。でも、それでは「おいしい野菜」を提供することはできません。私たちの野菜を使っていただくお客様にも野菜のこと、畑のことを理解してもらって初めて「おいしい野菜」を提供することができると私たちは考えています。ですので、できる限り畑に来ていただき、そして、一緒に料理して食べて、そのことを理解していただくように努めています。でも、それだけでも不足で、私たちもお客様の店舗に伺い、お客様のことをできる限り理解するよう努めて畑にその情報を戻していくようにしています。